G-EJMHP19RSW
top of page

自然の力を活かす家づくり「パッシブデザイン」とは?|意味・種類・住宅への活用例を解説

  • takakuraya
  • 9月1日
  • 読了時間: 5分

ree

省エネ性や快適性を重視した家づくりにおいて、近年注目を集めているのが「パッシブデザイン」です。冷暖房などのエネルギー機器に頼らず、太陽の光や熱、風など自然の力を活かして快適な住環境をつくる考え方で、持続可能な住まいの実現にも大きく貢献します。

本記事では、パッシブデザインの意味や基本要素、実際の住宅設計への活用方法を詳しく解説します。自然素材や高断熱住宅に関心のある方、注文住宅でパッシブデザインを取り入れたい方はぜひ参考にしてください。


パッシブデザインとは?|建築における意味と基本の考え方


パッシブデザインとは、太陽の光、熱、風といった自然エネルギーを建築設計に活用し、機械設備に依存せず快適な住まいをつくる設計思想です。

「パッシブ(passive)」とは「受け身」という意味があり、自然の流れに逆らわず、それを受け入れて設計することを表しています。冷暖房や照明などを機械で制御する「アクティブデザイン」とは対極に位置し、省エネ性と居住快適性の両立を目指します。

高倉屋では、このパッシブデザインの考え方を住宅設計に積極的に取り入れています。自然素材・高断熱・設計力の3つを柱とし、機械に頼りすぎず、住む人に優しい家づくりを追求しています。


パッシブデザインの5つの基本要素


パッシブデザインは、次の5つの基本要素で構成されます。

  1. 断熱性 壁や屋根、床に高性能な断熱材を使い、外気との熱の出入りを最小限に抑えます。これにより、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境が保たれます。

  2. 気密性 建物の隙間を極力減らすことで、室内の熱が逃げにくくなり、断熱効果が最大限に発揮されます。高倉屋の家は気密性にも配慮されており、断熱等性能等級6にも対応可能です。

  3. 日射取得 冬は太陽高度が低いため、南側に大きな窓を設けることで、日差しを室内に取り込み、暖房効果を高めます。

  4. 日射遮蔽 夏は日射角度が高いため、庇や軒を設けて直射日光を遮り、室温の上昇を防ぎます。

  5. 自然風利用(通風計画) 窓の配置や開口部の位置を工夫し、風通しの良い室内環境を実現。高倉屋の設計では、風の流れも計算に入れた通風計画が組み込まれています。

これらの要素は互いに連動しながら、住宅の温熱環境を自然の力で最適化する役割を担っています。


パッシブデザインの種類と具体的な工夫


パッシブデザインを実現するためには、設計上の工夫が多岐にわたります。

【設計・配置の工夫】 ・南向きに大きな窓を配置し、冬の日射を有効活用 ・屋根の庇や軒で夏の日差しを遮る設計 ・吹き抜けや高窓によって風の流れを促す設計

【素材の工夫】 ・高性能な断熱材(例:ネオマフォーム)を採用し断熱性を強化 ・無垢材や漆喰など、湿度の調整や温もりのある質感を持つ自然素材を積極的に使用

【設備に頼らない環境制御】 ・風通しを活かした自然換気 ・昼間の明るさを確保し、照明の使用を最小限に

これらの工夫が組み合わさることで、機械に依存しない「快適な家」が実現します。


パッシブデザイン住宅のメリットとは?


パッシブデザイン住宅には、次のような多くのメリットがあります。

  • 冷暖房の使用頻度が減り、光熱費が抑えられる

  • 自然の力で快適な温熱環境を実現できる

  • エアコンや暖房機器の故障リスクやメンテナンスの手間が減る

  • 家そのものが「快適性を生み出す装置」となる

高倉屋の家づくりでは、こうしたメリットを最大限に引き出すために、自然素材の活用と高気密・高断熱仕様を組み合わせています。住み心地を追求しながら、環境にも配慮した設計です。


パッシブデザインのデメリット・注意点も理解しよう


どんな設計にもメリットと注意点があります。パッシブデザインにも理解しておくべき点があります。

  • 敷地の条件(周囲の建物や地形)によっては日射取得が難しいことがある

  • 南向きの開口が取りづらい場合、設計に工夫が必要

  • 間取りや窓配置に制限が生まれることも

  • 経験の浅い設計者では効果が発揮されにくい

  • 初期コストが上がるケースもあるが、光熱費の節約で回収可能

こうした点に対応するには、高倉屋のように敷地条件を的確に読み取り、柔軟な設計対応ができる会社を選ぶことが重要です。


高倉屋の家づくりに見る「パッシブデザイン」の実践例


高倉屋の家づくりは、まさにパッシブデザインの実践と言えます。

  • 断熱等性能等級6に対応する高断熱設計で、外気の影響を最小限に

  • 自然素材(無垢材・漆喰)を用いて、調湿・断熱性能を向上

  • 庇や軒、窓の配置、風の流れまでを設計段階から計算

  • エアコン1台で家中が快適になるほどの高性能な住宅を実現

  • 自由設計による一棟ごとの最適なパッシブプランを提案

性能と心地よさの両立を目指す方にとって、高倉屋の住まいは非常に魅力的です。


住宅にパッシブデザインを取り入れる流れ


  1. 土地の確認(日当たり、風通し、隣家の影響など)

  2. パッシブデザインに理解がある建築会社を選ぶ

  3. 設計段階で要望(採光・通風・素材)を整理

  4. 断熱材や自然素材などの選定

  5. 施工・性能検査を経て入居後の快適性を実感

高倉屋では、これらすべてのプロセスを一貫体制でサポート。土地探しから設計、素材選び、アフターサポートまで丁寧に対応してくれます。


パッシブデザインは「自然の力×設計力」の融合


パッシブデザインは、エネルギー消費を抑えながら自然と共に暮らす住まいを実現するための設計哲学です。

建物の性能だけでなく、設計者の知見や、使用する素材、敷地の特徴すべてが相乗的に作用して初めて効果を発揮します。

高倉屋の家づくりは、まさにパッシブデザインの理念を体現しています。快適性・省エネ性・美しさのすべてを兼ね備えた、長く住み続けられる家を目指すなら、パッシブデザインは最適な選択肢と言えるでしょう。


 
 
 

コメント


contact.

© 2021 by TAKAKURAYA

bottom of page