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地盤改良工事とは?費用・種類・期間・相場をわかりやすく解説|新築で後悔しないための基礎知識

  • takakuraya
  • 2025年12月24日
  • 読了時間: 6分

地盤改良工事とは?|安心して家を建てるための“見えない必須工程”


新築の計画を進めて地盤調査を受けたあと、「地盤改良が必要です」と言われて驚く方は少なくありません。建物本体の見積もりは想定していても、地盤改良は追加費用になりやすく、「いくらかかるの?」「本当に必要?」と不安になりがちです。


地盤改良工事は、家が不同沈下しないように地盤を補強する工事です。家づくりでは、見た目や間取りの前に、まず“安全に支えられる土台”が整っているかが最重要。土地の状態は一つとして同じものがなく、調査結果に応じて工事内容や費用が決まります。

この記事では、地盤改良工事が必要な理由から、代表的な工法(表層改良/柱状改良/鋼管杭)、費用相場、工事期間、注意点までをまとめて解説します。




地盤改良工事が必要な理由|地盤の強さと不同沈下


不同沈下とは?


不同沈下とは、建物の重さに地盤が耐えられず、家が均等ではなく片側だけ沈むような沈下が起きることです。起きてしまうと、生活の中で次のような不具合につながります。


  • ドアや窓が閉まりにくい・開きにくい


  • 床が傾いて歩くと違和感がある


  • 壁や基礎にひび割れが出る


  • 水回りの排水に不具合が出ることもある


こうしたトラブルは、建物の見た目以上に暮らしへ影響します。だからこそ、地盤の状態を把握し、必要なら改良で支える力を確保することが大切です。


地盤調査による判定


戸建て住宅では、スウェーデン式サウンディング試験(SWS)などの地盤調査が一般的です。地面に機械で荷重をかけながら、沈み込み方や土質の状態を確認し、地耐力や沈下リスクを判定します。

調査→診断→工法選定という流れで、データを根拠に改良が必要かどうかが決まります。


地盤に応じて最適な工法を選択


軟弱地盤のまま基礎をつくってしまうと、後から沈下が起きても簡単には直せません。地盤改良は、建物を支える“地面側の耐力”を整えるための工程です。必要な場合は、予算の問題よりも安全性の観点で優先度が高い工事といえます。




地盤改良工事の種類|土地に合わせて工法が変わる


地盤改良は「どの工法が正解」というものではなく、地盤の状態(軟弱層の深さ、土質、水分量など)で最適な方法が変わります。代表的な工法は次の3つです。


① 表層改良工法


地表から浅い範囲(数m程度)に軟弱層がある場合に、土に固化材を混ぜて地面を固める工法です。


  • 比較的浅い弱層に有効


  • 工期が短め


  • 戸建てで採用されやすい


  • 面積や改良深さで費用が変わる


② 柱状改良(深層混合)工法


地中に円柱状の改良体をつくり、その柱で建物を支えるイメージの工法です。軟弱層が深い場合に採用されることが多いです。


  • 表層改良より深い層まで対応できる


  • 建物の荷重を点で支えやすい


  • 地盤条件によって本数や深さが変わる


③ 鋼管杭工法


地盤がかなり弱く、支持層(しっかりした地層)が深い場合に、鋼管杭を打ち込んで建物を支える工法です。


  • 支持層が深い土地にも対応


  • 条件次第では施工の確実性が高い


  • 重機や搬入条件の影響を受けやすい


工法選びは施主が決めるものではない


「どれが安いからこれにしたい」と選べるものではなく、調査データと構造の考え方を踏まえて、専門家が判断します。施主側は、なぜその工法になるのかをデータで説明してもらうことが重要です。




地盤改良工事の費用相場|どれくらいかかる?


地盤改良の費用は土地条件で大きく変動しますが、一般的な目安は次の通りです。


  • 表層改良:15万〜50万円


  • 柱状改良:40万〜100万円


  • 鋼管杭:50万〜150万円


※あくまで目安で、敷地面積・改良深さ・本数などで上下します。


追加費用が発生するポイント


地盤改良は、調査前に確定しにくい費用です。追加が出やすいのは、次のような要因があるときです。


  • 改良深さが想定より深い


  • 土の搬出量が増える


  • 固化材の使用量が増える


  • 重機搬入が難しい(道路幅・敷地条件)


  • 残土処分費が高くなる


「地盤調査後に見積もりが確定」という流れになるのは、この不確定要素があるためです。


「相場より高い」と感じたときの判断基準


単純に安い・高いで見るのではなく、次を確認すると判断しやすくなります。


  • なぜこの工法なのか(調査データの根拠)


  • 改良範囲・深さ・本数が妥当か


  • 施工体制(実績・管理方法)が明確か


  • 地盤保証の有無と内容


安さだけで選ぶと、後の不同沈下リスクのほうが大きな損失になることがあります。




工事期間はどれくらい?|工程と流れ


一般的な工事期間


戸建てでは、地盤改良工事は2〜5日程度が目安です。


  • 表層改良:比較的短め


  • 柱状改良・鋼管杭:条件により長めになりやすい


工事の流れ


  1. 地盤調査


  2. 結果説明・診断


  3. 工法選定


  4. 改良工事


  5. 強度確認(必要に応じて)


  6. 基礎工事へ


天候や土地条件で前後することも


雨天時は固化材の改良に影響が出る場合があり、延期になることもあります。また、狭小地や前面道路が狭い土地では、重機の搬入計画が必要で、スケジュールがずれることがあります。




地盤改良工事の注意点|知っておくべきリスク


地盤改良が不要な土地もある


調査の結果が良ければ、改良が不要なケースもあります。大切なのは「改良ありき」ではなく、データに基づいて必要性を判断することです。過剰改良はコスト増につながるため、根拠の説明は必ず求めましょう。


保証制度の確認


地盤改良では、不同沈下に対する地盤保証が用意されていることが一般的です。年数や対象範囲、免責条件などは会社により異なるため、契約前に確認しておくと安心です。


土地購入前に調査できるケースも


古家付き土地などでは、状況によって事前調査が可能な場合があります。土地選びの段階で地盤リスクを把握できると、資金計画のブレを抑えやすくなります。




地盤改良工事を成功させるポイント


住宅会社の説明を“データで”確認する


「なんとなく必要」ではなく、調査結果の数値や判定理由を確認し、納得したうえで進めることが重要です。


信頼できる施工会社による工事


地盤改良はやり直しが効きにくい工事です。施工の経験値、管理体制、説明の丁寧さは安心材料になります。


改良工事だけでなく“基礎設計”も重要


地盤を支える改良と、建物側の基礎設計が組み合わさって最終的な安全性が決まります。地盤だけ・基礎だけではなく、全体として整合が取れているかがポイントです。




【まとめ】地盤改良工事は家の安全を支える“縁の下の力持ち”


地盤改良工事は、不同沈下を防ぎ、家の寿命と安心を支える重要な工程です。工法・費用・期間は土地ごとに異なり、調査データに基づいた判断が欠かせません。納得できる説明と信頼できる施工体制のもとで進めることで、不安を減らし、安心して家づくりを進められます。


 
 
 

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