G-EJMHP19RSW
top of page

軽量鉄骨の耐用年数は何年?木造との違いや防音・地震性能も解説

  • takakuraya
  • 2025年11月26日
  • 読了時間: 5分

家づくりを考えるうえで、住宅の構造は大きな検討材料のひとつです。

その中でも近年注目されているのが「軽量鉄骨造」です。


「鉄骨造は頑丈」「耐用年数が長い」という印象を持っている方も多いかもしれませんが、実際には木造住宅との違いや構造的な特性を正しく理解することが重要です。


この記事では、軽量鉄骨造の基礎知識から、木造との違い、耐用年数、防音性や地震への強さまでをわかりやすく解説します。将来的にメンテナンスやリフォームも視野に入れて住宅選びをするための参考にしていただければと思います。




軽量鉄骨の構造とは?|木造との違いを基本から解説


軽量鉄骨とは、厚さ6mm未満の鋼材を構造材として使用した建築方式です。


一般に、鋼材の厚さ6mm以上を使用するものは「重量鉄骨」と呼ばれ、ビルや大型施設に使われることが多いのに対し、住宅などでは「軽量鉄骨」が主に採用されます。


木造住宅との最も大きな違いは、構造材そのものの素材です。木材は自然素材であり、吸湿・調湿性に優れていますが、長期的には劣化やシロアリ被害のリスクがあります。


一方、鉄骨は腐食や変形が起きにくく、精度の高い部材を使用できるため、耐久性や寸法の安定性に優れています。


また、軽量鉄骨は部材が工場であらかじめ製造されるプレハブ方式であることが多く、現場での作業がスムーズに進みやすいという特徴もあります。


ただし、鉄材同士の溶接や接合においては技術力が問われるため、施工会社の実績や品質へのこだわりが重要になります。




軽量鉄骨住宅の耐用年数はどれくらい?|構造的な強みと限界


法的な観点から見ると、軽量鉄骨住宅の法定耐用年数は34年とされています。


これは税法上の減価償却の基準となるもので、実際の建物の寿命とは異なります。


適切なメンテナンスが行われていれば、50年以上快適に住み続けられるケースも珍しくありません。


構造体となる鉄骨は、シロアリの影響を受けず、経年による劣化も木材より少ない傾向にあります。ただし、鉄である以上「サビ」が最大の敵となります。とくに結露が起きやすい箇所や外部に面する鉄骨部材については、防サビ対策や定期的な点検が欠かせません。


また、ハウスメーカーや工務店によっては、構造躯体に対して10年〜30年の保証を設定している場合もあります。施工品質や保証内容は会社ごとに異なるため、契約前には詳細を確認しておくことが大切です。




軽量鉄骨と木造はどっちがいい?|寿命・費用・性能を比較


軽量鉄骨と木造住宅を比較するうえで、注目すべきポイントは「耐久性」「費用」「柔軟性」です。


耐久性については、先述のとおり鉄骨の方が優れた構造体を形成しやすく、長期にわたって安定した性能を保ちやすい傾向があります。


ただし、木造でも高性能な断熱・通気設計を取り入れることで長寿命を実現している事例も多く、性能差は一概に言えません。


費用面では、軽量鉄骨は部材コストや施工費が木造より高くなる傾向があります。さらにリフォームや増改築の自由度は木造の方が高く、構造体を動かしにくい軽量鉄骨では間取り変更の制限が生じる場合があります。


そのため「高耐久でメンテナンスしやすい家がいい」という方には軽量鉄骨が、「将来間取りを変えたい」「コストを抑えたい」という方には木造が適していると言えるでしょう。




軽量鉄骨の防音性能は高い?|構造から考える音の伝わり方


防音性能は、「素材」よりも「構造・設計・施工」の影響を大きく受けます。


軽量鉄骨そのものは金属であるため音を通しやすい性質がありますが、防音性を高めるには壁の多層構造や遮音材の使用、開口部(窓・ドア)での工夫が必要です。


軽量鉄骨住宅でも、石膏ボードを二重にしたり、間に吸音材を入れたりすることで、外部や隣室からの音を抑えることが可能です。防音性能を重視する場合は、断熱材との兼ね合いも含めて仕様を確認しましょう。


また、設計段階で「音が気になる場所をどう配置するか」も重要です。寝室を道路側から離したり、水回りを集中させることで音の干渉を減らす工夫ができます。




軽量鉄骨は地震に強い?|耐震性の評価ポイント


鉄骨=地震に強い、というイメージがありますが、実際には構造計算や耐震設計の内容によって性能は大きく異なります。


軽量鉄骨住宅は、たわみが少なく剛性の高い構造を実現しやすいため、設計次第では非常に高い耐震性能を備えることが可能です。


また、多くの住宅メーカーでは「耐震等級3」相当の設計や、制震装置を併用した設計を採用しており、これによって揺れのエネルギーを分散・吸収する工夫が施されています。


ただし、耐震性に優れていても基礎や地盤の状態が悪ければ全体としての安全性は確保できません。住宅の構造だけでなく、地盤調査や基礎設計も含めたトータルな耐震対策が重要です。




軽量鉄骨住宅で後悔しないためのポイント


軽量鉄骨住宅を建てるうえで気をつけたいのは、長期視点での住まいの変化です。


・鉄骨はサビに注意が必要なため、定期的な点検と防錆処理が欠かせない


・間取りの変更が難しい構造もあるため、将来のリフォーム計画を考慮する  ・断熱や気密の施工品質によっては「夏暑く・冬寒い」家になる可能性がある


こうした点を踏まえたうえで、「長く住める安心感」や「メンテナンスのしやすさ」に価値を見出す方には軽量鉄骨住宅は非常に魅力的な選択肢となります。




【まとめ】 軽量鉄骨の耐用年数と性能を理解して、後悔しない家づくりを


軽量鉄骨造は、高い耐久性や構造精度の高さから、長寿命な家を目指す方にとって魅力的な選択肢です。


ただし、木造住宅との違いや構造的な特性をしっかり理解したうえで検討することが重要です。


家づくりにおいては、「どの構造が正解か」ではなく、「自分の暮らしや将来設計に合った構造はどれか」が重要な視点になります。


構造だけでなく、設計力や施工品質も含めた総合的な住まい選びを通して、後悔のない家づくりを実現しましょう。


 
 
 

コメント


contact.

© 2021 by TAKAKURAYA

bottom of page